健康保険加入で低料金に定期的検診で生活習慣病を予防しましょう

糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、放置すると重大な病気につながることがあります。生活習慣病の予防や早期発見のためには、定期的に検診を受けることが重要です。その場合の料金はどうなるのでしょうか。どこかにお勤めをしている人の場合は、職場で定期検診を無料で受けることができます。しかし自営業の人や主婦、フリーターなどの方はそれができませんし、小さい会社などでは費用を負担してくれない所もあるようです。すると全額自腹で健康診断を受けることになるのでしょうか。
全て自腹で検査を受ける必要はありません。健康保険に加入していたり加入者の扶養を受けている人は、定期健康診断の費用を健康保険協会がある程度負担してくれます。正確な料金は検査場所によって違いますが、一般検診の自己負担額は最大で7038円です。一方、自己負担で人間ドックに入ると、日帰りの検査でも3万円から4万円と高額な料金になりますので、健康保険に入って補助を利用する方が費用を抑えることができます。
健康保険の被保険者は、一般検診を受けます。
年に1回の定期検診で、35歳から74歳の方が対象です。また、被扶養者は特定健康診査を受けることができます。40歳から74歳の人が対象であり、費用の中から最大で6500円までの補助が出ます。検査を受ける場所は、各地の病院や保健センターなどで行っていますので、自分で探して申込むことになります。検査内容は、診察や問診、身体計測、血圧、コレステロール、肝機能、血糖値、尿検査です。
身体測定ではBMIを計測し、メタボリックシンドロームかどうかを見ます。コレステロールの検査では、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール値や中性脂肪を調べます。血糖値検査は、空腹時の血糖値を調べ、糖尿病の疑いが無いかを判断します。その他にも自分で気になる所があれば、追加料金を支払って心電図や眼底検査などを受けることができます。健康診断はあくまで早めの医療機関への受診を促すものなので、良くないところが見つかったら、かかりつけ医等を受診して治療を始めることが大切です。